暮らす

「集落で田植えをするということ」柾木地区の集落営農

6月も中旬に入り、耶馬溪でも多くの地域で田植えがひと段落ついてきたところです。

昔はそれぞれの家で自分の食べるのお米を作っていました。小学校では、この時期に田植えのための休み、「田植え休み」がありました。

今では、手伝ってくれてた子どもたちもいなくなり、働き盛りの世代も少なくなりました。

そんな中で、耶馬溪では集落全員で田植えをする、集落営農を行なっている地区があります。

柾木の谷の集落営農、「自分たちで田んぼを維持する」

集落営農を行う地区の一つ、柾木集落。

この日は、雨が降っていました。

雨の音と、水路の水が走る音と、田植え機の動く音。

自分たちの手で、足で、草を刈って、田んぼに入り、苗をつくって、植える。

山の水は冷たいので、稲に直接当たらないように水あてを埋めている。
稲刈りがしやすいように、まっすぐ、まっすぐ。

真摯に、愚直に、
土と向き合って生きる姿が、私にはものすごく力強く見えました。